三原市本郷町の広島空港基地で2月6日から8日までの3日間、中学生による職場体験が行われた。研修を受けたのは東広島市立高屋中2年生6人。無線機の測定実習、トラブルシュート、救難業務などを体験した。
研修2日目の整備作業研修では航空整備士の津田尚仁さん指導で、ボルトナットを留める作業。「飛行部品は種類や材質によってボルトをしめる強度も決まっているので、均一に固定するにはトルクレンチが必要」という説明を受けた後、生徒たちはセーフティーワイヤーで固定しながらボルトを留めていった。
トラブルシュート体験では、ヘリコプターのランプ故障を想定し英文のマニュアルを見ながら不具合個所の特定作業を行った。野村秀一君(14)は「通信室で無線機を使った研修のとき、声だけで正確に伝える作業が特に難しかった」と話していた。 (小林)