竹原市東野町の市立賀茂川中学校(橋本祐子校長)は、全校生徒で「なぞかけ」に取り組んでいる。生徒たちの語学力と意欲を高めることを目的に始めたのがきっかけ。毎週月曜の朝礼の時間に吉田清教頭が生徒たちになぞかけのお題を出題している。学年ごとに優秀な2作品を吉田教頭が選び、毎週「ねづっち賞」を贈っている。
3月5日に出されたお題は3年生が「在校生」、1~2年生は、「卒業生」で、表彰式は3月8日にあった。卒業も近づき生徒たちは世話になった先輩、慕ってくれた後輩に向けて思い思いになぞかけを解いた。
3年生の優秀作品は掛之内翔君の「在校生と掛けてスタートするときと解く。その心はどちらも1、2(位置)にいます(言います)」と、竹中幸さんの「在校生と掛けて匠の技と解く。その心はどちらも受け継がれるでしょう」。
2年生の中秋亜李紗さんは卒業生に向けて「卒業生と掛けてクジラと解く。その心はどちらもその背中は大きいです」とエールをなぞかけに託した。(國藤)