東広島市立平岩小学校(中西秀道校長)の6年46人は3月14日、同小の多目的スペースで、広賀園(根山崇園長)からの卒業記念品のマグカップを受け取った。マグカップは昨年11月、6年生たちが同園で卒業制作としてマグカップに絵付けをして素焼き。今年2月、うわ薬で色を付け800度の高熱で6時間かけ本焼きした。
同園での卒業制作は平岩小の恒例行事。10年前、根山園長が「陶芸を通して子どもたちに何か伝えることはないか」と思い、卒業生に記念品を贈るようになったことが始まり。今年で11回目。
6年生たちは「一生懸命作ったかいがあった。一生の宝もの」と思い思いの絵を描いたマグカップを手渡されて笑顔いっぱい。
根山園長は「自分たちで作った世界に一つだけのマグカップは、思い出としてみなさんの心に残るでしょう。達成感にあふれる笑顔を見られることを毎年楽しみにしています」と話していた。(國藤)