同日行われた公開きき酒の様子
第61回西条清酒品評会が3月22日、東広島市西条町御薗宇のグランセーレ東広島で行われ、兵庫県産の山田錦を使った大吟醸酒を出品した賀茂鶴酒造2号蔵が最優秀に輝いた。西条酒造協会の8社13蔵から計24点の新酒が出品され、香りの高さと良さ、香味の調和と味の良さについて広島国税局の鑑定官ら10人が審査。
2号蔵の杜氏・椋田茂(むくだしげる)さんは「気温、気候とも良かった。山田錦でつくった大吟醸酒は、華やかな香りで爽やかな味に仕上がった。2号蔵の杜氏は少ない。受賞できたのは、若手の従業員が米洗いなどを手伝ってくれたおかげ」と話していた。
同品評会は酒類の製造技術を改善し、品質の向上を図る目的で昭和27年から行っている。(西川)