東広島市鏡山の広島大学産学・地域連携センター国際・産学連携部門は3月28日、ベンチャー企業を支援する一環としてベンチャービジネスの情報交換会・特別講演会を本部棟4階会議室で行った。
起業を考えている教員、ベンチャーファンド関係者など39人が参加。情報交換会では企業ごとの事業活動や今後の課題への対応を11社が発表し、参加者の質疑応答の時間も設けられた。発表内容は広島市南区の同大広島キャンパスでもテレビ会議システムで放送された。
特別講演会では新日本有限責任監査法人の公認会計士・江戸川泰路(えどがわたいじ)さんが「大学発ベンチャーにおける利益相反とマネジメントの実務」をテーマに講演。この後、新たな製品・技術を生むヒントを得るための交流会を行い、企業同士が話し合った。
司会進行をした橋本律男(りつお)部門長は「ベンチャー企業の活動を活発にしたい。普段は知り得ない情報を聞ける良い機会だった」と話していた。(高橋)