東広島署は4月11日、東広島市西条町寺家の市立西条中学校体育館で交通安全教室を行った。対象は新入生185人。
今回の教室では事故の恐ろしさ知ってもらうために市内初の試みである「自転車スタントマン」の実演を取り入れていた。自転車と自転車がぶつかり倒れるのを生徒たちは驚いた様子で真剣に見入っていた。続いて交通指導員の渡辺菊夫さん(わたなべきくお)が「自転車の安全な乗り方」を話し、通学路に潜む危険や安全確認の重要性を指導した。
新入生の磯部祐太君(いそべゆうた)は「とにかくすごくて、自転車事故の怖さが分かった。マナーをきちんと守って自転車にのります」と話していた。
同署の新庄一司交通課長(しんじょうかずし)は「事故がどれだけ恐ろしいものか、実際に見て実感し、交通安全に対する意識を高め、安全に登下校してほしい」と訴えた。
同署管内の平成23年度の自転車事故件数は203件。このうち出合い頭の事故は62%の126件。(西川)