たけはら国際芸術祭2012実行委員会(土居龍二実行委員長)は4月22日まで、竹原市本町の町並み保存地区一帯、吉名町の瀬戸内ゴルフリゾート、忠海町のカフェ「ホクストン」で「たけはら国際芸術祭2012」を開催している。今年で3回目のイベントには総勢24人のアーティストが参加して絵画、造形、版画、陶芸などの作品を3会場で展示。県内からは7人の作家が出品し芸術祭を盛り上げている。
期間中の19日午後、福山市在住で主にアクリル画・風景写真などの作品を手がける木村理香さん(48)が町並み保存地区の一角に、予告なくゲリラで訪れ竹原をテーマにした作品を約1時間かけ、縦約2.5m、横約50㎝のキャンパスロールの布の素材にアクリル絵の具を使い立体感のある絵を描いた。道行く人たちは立ち止まって見入り、絵のでき上がりと同時に歓声が起こった。
木村さんは「芸術祭はさまざまなジャンルのアーティストが参加しているので学ぶことが多い。アーティスト同士が互いに刺激し合い、イベントを成功させることができる」と話していた。(國藤)