東広島市は5月30日、同市西条西本町の市民文化センターアザレアホールで行政に対する不当要求行為の対応方法を学ぶ研修会を行った。係長職の約100人が参加し、寸劇やDVDを視聴して対応のこつや心構えを学んだ。
寸劇では市役所の窓口対応を実演。東広島署員が扮する男性が職員に対し「市長を呼べ。早くしろ」など声を荒げたり、殴りつけたりする様子を演じた。ところどころで危機管理課の鍬田隆男専門員は「一人ではなく複数で対応する。暴行などがあった際はすぐに警察に通報し、状況説明ができるようメモを残す」などとアドバイス。
参加した福祉部高齢者支援課の丸山尚美地域支援係長は「学んだことを全員に伝えて、全員が協力して対応できる体制を整えたい」と話していた。