竹原市仁賀町川井の県営仁賀ダムの竣工式協議会(会長・小坂政司竹原市長)は6月7日、竹原市仁賀町で仁賀ダムの竣工式を行った。二級河川である賀茂川の洪水調節、既得取水の安定を図り河川環境の保全を目的として整備。
式には国会議員、県議会議員、市議会議員をはじめ、地域住民ら約300人が出席。テープカットとくす玉割り、仁賀小児童の太鼓演奏が行われた。太鼓は仁賀小の全校生徒16人が力強く「大慈~あい~」を演奏し竣工式に花を添えた。
ダムの建設に携わった西部建設事務所東広島支所の能見祐二事務次長は「ダムの運用を地域の発展に役立てていきたい」、小坂市長は「賀茂川流域での水害や洪水の危険が心配され、仁賀ダムの早期運用が求められてきた。これから地域住民が安心して暮らせる土地となることを目指し、万全の態勢でダムの運用を行っていく」と話していた。(國藤)