平成20年3月に改定の中学校学習指導要領で、今年度から1~2年生のダンスが必修化になり、東広島市内の中学校でも始まる。
必修以前の21年度から同市高屋高美が丘の市立高美が丘中学校(下森憲治校長)は「自己表現活動」をテーマに、3年生の総合学習でヒップホップダンスを取り入れている。今年度も5~7月に98人が映像、ダンス、篠笛、琴、ギター、美術を毎週金曜日の5・6時間目に行っている。
第1回目のダンスの授業ではダンススタジオLEAP主宰の大道博貴さんを外部講師として迎え、踊りの動きを本格的に教わった。生徒たちは笑顔を見せながら熱いまなざしで真剣に取り組んだ。
担当の井上恭治保健体育科教諭は「今年は基本動作から教えてもらい、生徒の気持ちは盛り上がっている」、大道さんは「表情も動きもすごく前向き。生徒たちからやりたい気持ちが伝わってきた」、松崎大起君は「気持ちがよかった。これからもっと楽しみたい」とそれぞれ話していた。
生徒たちは7月16日に学習の成果を発表。保健体育科の授業で習ったダンス経験を生かして3年生が全校生徒のリーダーとなり、9月の体育大会でダンスを披露する。