マリンスポーツサービス「Sasuke」で練習を重ねる古毛堂直樹さん
竹原市吉名町のマリンスポーツサービスSasukeは4月~11月の間ウエイクボードができる。来客者は趣味として楽しむ人もいるがプロを目指す人もいる。
古毛堂直樹さん(38)は毎シーズン練習に訪れプロを目標に海へ向かう。もともとは広島市内に住み、22歳の頃スノーボードを始めたがウエイクボードにも興味を持ちはじめ、東広島市高屋町造賀に移住したのをきっかけに竹原市で初めて波に乗った。全国大会に7度出場して決勝進出もしたが惜しくも敗れ、プロになれなかった。水上でしか味わえない非現実的な動きに魅力を感じ、ジャンプ技に磨きをかけていて今では人より高い位置まで飛ぶ練習に専念している。
Sasukeのオーナーである玉置和幸さん(36)とは古くからの知り合い。練習風景を見た玉置さんは「この沖からプロになろうとしてくれる選手がいることが誇らしい。ここで身に付けた華麗な滑りを全日本に見せてほしい」と応援、古毛堂さんは「全日本の表彰台を狙っています。周りのみんなからの応援を結果で返したい」と話していた。今月20日に広島市内で行われるJWBA中四国地区大会にエントリーしている。(高橋)