東広島市高屋高美が丘9丁目で10月27日、自治会主催の「ハロウィン」が行われた。仮装をした子ども約100人が菓子を受け取りながら地区内をめぐった。
10数年前に「秋にも地域で楽しい行事がしたい」と一部自治会の協力を得て小規模で開催していたハロウィン行事。ここ数年途絶えていたが、「子どもらが残念がっている」との声を受け、自治会行事として組み込まれてから今年で3回目となる。
仮装をした子どもは「ハロウィンマップ」を手に、グループに分かれて町内を巡り菓子を受け取った。9丁目261世帯のうち41世帯が、家を飾り菓子を配布するなど協力。
友達と参加した小学校4年の梅田羽舞さん(10)は「待っている人たちも音楽を流したり仮装したりして声をかけ歓迎してくれるのが楽しい」と笑顔。
9丁目自治会の櫻河内泰徳会長(41)は本部で参加者を見守りながら「私たちが幼いころは隣近所のことをよく知っていた。どこの子どもか分からない、近所との関係が希薄になりがちな今、顔を合わせることで今後の声かけや防犯にもつながる行事」と話していた。