市民が主役の東広島市民ミュージカルの今年度の西条会場公演を12月9日に控え、出演者、スタッフは練習や準備に専心している。地域に伝わる民話をベースにし、市民が脚本、演出、出演、道具製作などを手掛ける本格手作りミュージカル。西条会場では過去最多45人の出演者が挑戦。
出演は職業も年齢も違う、小学1年生から70代までの一般市民。「DON!~どんどん淵物語~」と題し、豊栄のどんどん淵を舞台に、妖怪、バケモノ、ケモノが人間と協力し「大切なもの」を守る物語。5月から演技、ダンス、歌の練習を重ねている。
初参加の寺西小5年の石井悠海さん(11)は「いろんな人が同じ目的でやっている。役になりきって、異世界の雰囲気を出したい」、同市西条町寺家の岸田七重さん(34)は娘の結愛さん(7)と親子での出演を「失敗せずに楽しみたい」と目を輝かせる。
公演は14時30分~(14時開場)。チケットは指定席1000円(当日1500円)、自由席800円(当日1000円)。西条プラザと事務局で販売中。問い合わせは事務局の河上(かわうえ)さん080(2914)3765へ。 (森)