仕事を離れても、真面目で大変な勉強家。人事委員会事務局などの経験から地方公務員の懲戒処分について、任命権者の裁量により結果に差があることに問題意識を持っていた荒谷さん。平成13年に県を退職し、広島大学大学院に学び、資料を収集。修士論文「地方公務員懲戒の研究」を書き上げ、自費出版して各都道府県などへ送った。
現在は東広島市公平委員会委員、総務省行政相談委員を嘱託され忙しい毎日だが、健康に留意し10?のウオーキングを欠かさない。公務や公共的業務に長年従事した人に贈られる瑞宝章。「公務は一人でできるものではない。共に仕事をした皆さんと一緒に受賞したと思っている」といい、公務一筋に励み、今なお職務にまい進している荒谷さんらしい。(門田)