全日本かるた協会中国支部主催の「かるた道場」が12月15日、広島大学西条共同研修センターで行われた。県かるた協会と広島大学百人一首愛好会が運営を担当する2日間の冬季合宿の一環として、小学生から社会人まで中国地方各県から45人が参加。百人一首の腕に磨きをかけた。
指導は「競技の部」と「読手の部」に分かれて行われた。また、上級者の対戦を録画し、スクリーンで視聴。良かった点や改善点について意見を交換した。
実践練習では、参加者は真剣な表情。歌が読まれる度に「バン!」と素早く畳を叩いて札を取り合う白熱した攻防が続いた。八本松から参加した竹野直生さん(14)は「構えを意識して取り組みました」と意見交換で学んだことを早速実践していた。
運営をサポートした広島大学百人一首愛好会部長の中田聖奈さん(21)は「かるた道場は新しい試みで新鮮。人によって意見が違うので参考になる」と話していた。同愛好会からは4人が参加。来年8月に滋賀県で開催される全国大学かるた選手権大会に向けて練習に励んだ。