東広島市被災者生活サポートボランティア活動セミナーは12月22日、東広島市市民文化センターアザレアホールで行われた。東広島市社会福祉協議会(東広島市被災者生活サポートボラネット推進委員会)主催。
学生ボランティア団体OPERATIONつながりが「身近なつながりの大切さ〜被災地支援から見えたもの〜」と題し、東北の被災地での復興支援や地域交流の活動を紹介。
続いて広島経済大学経済学部の松井一洋教授が講演。
これからの地域防災はどうあるべきか、自らも被災した阪神淡路大震災の体験を交えた話に多くの参加者が耳を傾け、うなずいていた。
「防災・共助は、生きていくために不可欠な発想。防災は、次の災害に備えるためだけでなく、新しい社会へのステップとして全国民が取り組まないといけない行動」と締めくくった。
同市高屋町の民生児童委員・森川義雄さん(76)は「広島は比較的安全なところと言われるが、大災害が起こるたび対策が必要だと感じる。『向こう3軒両隣』の考えを復活させるべき」と話していた。 (門田)