東広島市立御薗宇幼稚園(渡辺良範園長、138人)の年長組68人はこのほど、陶芸作家の田坂元璽さん(62)から手ほどきを受け、卒園記念の陶板づくりにチャレンジ=写真。
陶板づくりは地元で取れた西条陶土約1㎏を使って、2回の工程に分けて行われた。1回目は板状にした粘土を園児たちが思い思いの形に。田坂さんの五大窯で素焼きされた作品の色付けが2回目。園児たちは小皿に入った顔料の異なる色を混ぜないように注意しながら、丁寧に陶板に絵付けをしていった。
陶板全体に大好きなコマをちりばめた中村優斗君(6)は「いろんな絵の具を塗るのが楽しかった」と笑顔。絵付けをした陶板は再び本焼きされ、3月6日に保護者を招いて開かれる「ありがとうの会」で披露される。卒園後、園児は10校以上の小学校に分かれて入学する。 (小林)