優しい音色にこぼれる笑み—。
八本松オカリナ同好会(前田磨璃代表)が4月18日、東広島市西条町吉行の吉行デイサービス(湯浅時栄所長)で演奏会を行った=写真。5人の演奏者が「大きな古時計」や「上を向いて歩こう」などを披露。全7曲のうち2曲は聴衆も手話で参加し、笑顔あふれる午後のひと時となった。
同好会は5年前に結成され、定期的に施設の慰問・演奏などの活動をしている。「地域への奉仕という気持ちで活動している。楽しい時を過ごして、また頑張ろうという気持ちになってもらいたい」と笑顔の前田代表。
湯浅所長は「昨年6月の開所以来、一人ひとりにしっかりケアし、ゆったりと利用してもらえるよう運営している。その人らしく、生き生きと過ごしてもらいたい」と思いを語る。
週に一度、夫婦で利用している70代の男性は「静かで空気の良い中、懐かしい歌を一緒に歌えて楽しかった」と満足の様子だった。