近畿大学付属広島高等学校・中学校東広島校(前眞一郎校長)の中学1年生141人は5月7日、近くの東広島市高屋町杵原の水田で恒例の田植えを行った。苗は生徒たちが播種。例年より深めという水田にひざまで足を埋め、泥にまみれながら次々と植えた=写真。
指導したのはJA広島中央指導員・西野木省吾(24)さん。「都市部の学校ではできない経験。機械化の進んだ農業だが、稲作の原点を感じてもらいたい」と田んぼの中で熱心に声をかけていた。
初めての田植えという小野愛さんは「田んぼは苦手だけど、友だちと助け合うことで仲が深まった」と友人の福貞七海さんと笑い合っていた。
松尾貴志教諭は「種まきからしめ縄づくりまで行う。この経験から農業の大切さを学んでほしい」と話していた。