東広島市西条岡町の薮本歯科クリニック(薮本修院長)はこのほど、院内を大幅に改装。1階はバリアフリーで車いすの乗り入れもしやすいように施術スペースを大きくとっている。 2階は全個室。1対1の施術が受けられる。個室導入は院内感染や施術しているところを他の人に見られたくない精神的ストレスを解消。エアコンも地面に設置。インフルエンザなどの空気感染にも配慮の徹底ぶり。
リニューアルにともない、東広島市内では初となる歯の詰め物・被せ物にセラミックを使う「CEREC」システム=写真=とセラミックを削る「ミリングマシン」を導入。
セラミックは、レジン(プラスチック素材)による修復治療に比べて着色や変色、摩擦といった心配が少なくなる。金属修復物と比べても歯垢(しこう)がつきにくく、金属アレルギーの心配がない。
保険外診療で、従来の治療に比べると1本3万5000円と割高だが近年、健康・美容意識のニーズに応えられる施術として注目を集めている。
薮本院長は「患者のニーズに応え、快適な空間と環境が整った。歯のことでお困りならまず相談してほしい」と話している。 (繁澤)