地域の人がいつでも立ち寄れ、悩みを相談できる場を目指し、東広島市河内町河戸の常設型サロン「ほっと ほっと」がこのほど開所。住民活動としての常設型サロンは同市で初めて。サロンは地域住民の提供で古民家に設けられた。
サロンでは、世話人と地域住民が協力し、生活課題の解決に向けた活動や住民活動の仕組みづくりにも取り組む。また、サロンを拠点に、独り暮らしの高齢者宅に米粉パンを持って訪問し、見守る活動も行っていく。
開所式で桧山義記世話人代表は「地域福祉の起点として前進していきたい」とあいさつ。除幕の後、子どもたちが合唱を披露。利用者の平賀ふじ子さん(78)は「独りだと落ち込むこともある。こういう場ができてうれしい」と話していた。 (谷川)