「子育てママにも音楽を」と青山夫妻
広島交響楽団のバイオリニスト青山朋永さんとピアノ奏者の妻佳子さんが10年前に始めた「ホームコンサート」が20回目を迎える。
「子どもは音から受ける刺激で豊かな感受性を育む。0歳から音楽に親しんでもらいたい」と朋永さん。育児中の母親にとっては生演奏を楽しめる数少ない場でもある。
広響メンバーを中心に質の高い演奏者をそろえ、誰もが気軽に楽しめるようプログラムにも工夫を凝らす。佳子さんは「親しみのある曲を中心に選曲しています。楽器の仕組みの話や子どもたちの演奏など、見ても楽しいコンサート」と自信をのぞかせる。
「子どもは音を聞いた瞬間に表情が輝く。感受性が育つ瞬間に立ち会えるのがうれしい」と語る朋永さん。
今回の見どころはナレーションと音楽の融合。「楽曲と語りで、想像力を膨らませてもらいたい」と佳子さん。コンサートは8月3日14時30分からアザレアホール。大人も普段着で楽しめる音楽会だ。 (堀)