SSH指定の西農高生徒がアシスタント
東広島市鏡山の広島大学で7月21日、広島県教育委員会などが主催し、第2回広島県科学セミナーが開催された。県内の六つの高校から33人が参加し、生物生産学部で生物分野のセミナーが行われた。
同大学の西堀正英准教授が「オスとメスの表現型と遺伝子型」(ニワトリ胚の解剖とDNA鑑定を実施する)の実習を担当、大学院生と大学生11人がTAやSAを務めた。西条農業高校は昨年SSH指定校となって以来、西堀准教授の指導を受けており、この日は畜産科5人がアシスタントとして指導の手伝いをした=写真。
実験実習では受精後9〜18日経過した卵を割って胚を解剖したり、血液を採取したりして性判別をした。西堀准教授は「大学生と高校生の年齢が近く、質問したり話しかけたりしやすい。お互いよい刺激になり、双方が伸びていく」と実習を見守った。
西条農業高校3年の吉原香菜さん(18)は「今日は同じ世代の生徒さんと交流もでき、貴重な経験となりました」と話した。
午後からは西条農業高校の畜産科と自然科学研究部が研究発表を行った。 (門田)