ハーレー静代さん
東広島市高屋町のハーレー静代さん（５６）はこのほど、ブティック社から「やっこ繋ぎの折り紙小物・飾り物」を出版した。折り紙の基本である「やっこさん」をつなげて作る入れ物、はし置き、コースターなど９６点を紹介している。
「折り紙は生活の一部」とハーレーさん。夫の仕事の都合でアメリカに渡ったとき、「高い芸術性を持ち続けている折り紙の面白さに気付いたのが転機」という。平成７年に東広島市に引っ越してきてすぐ、日本折紙協会認定講師の資格を取得。
翌年から高屋西小学校ＰＴＡ活動で折り紙スタッフとともに「親子折り紙教室」を開いた。生涯学習フェスティバルでの展示のほか、保育士の研修会、広島大学の留学生、高校生に折り紙を指導している。
発行の著書を手に「幼い子どもにとっては集中力や根気、完成したときの達成感を味わうことができるのが折り紙。介護の現場でリハビリとして取り入れられている。すぐ役立つから、一刻も早く出版したかった」と話す。本は全国の書店やインターネットで購入できる。税込み８８０円。
（門田）
