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(SAT)

伊藤君が初出場で準V 全国ろうあ者体育大会

  • 2021/06/16

 

 

 第47回全国ろうあ者体育大会はこのほど、富山・富山市の市総合体育館で行われ、卓球競技男子シングルス一般の部で広島南特別支援学校高等部1年の伊藤優希君(15)(東広島市)が初出場で準優勝した。団体では広島県は3位に入賞。
 伊藤君のシングルス決勝戦の相手は、世界ろう者卓球選手権大会の日本代表・有馬歓生選手。2セット先取されてから「怖がらずに攻撃しよう」と気持ちを切り替え、一時はリードしたが3—4で敗れた。
 「 幼いころからほとんど聴力がない伊藤君。小学5年生のとき東広島スカイジュニア卓球クラブで始めてから「卓球を通じて、技術はもちろん、あいさつをする、ルールを守るといった大事なことを教わった」と母親の由華さん。
 中学3年生まで指導した同卓球クラブの茂谷幸弘代表は「ハンディを他の能力でカバーし力を付けた。これからは世界を目指し頑張ってほしい」とエール。
 10月4日から徳島・鳴門市で開催の第50回記念全国聾学校卓球大会、12日から東京・世田谷区で開かれる第13回全国障害者スポーツ大会の出場も決めている。(門田)

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