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(SAT)

「鉛筆を包丁に、絵の具を食材に」 テーブル上の食材アート

  • 2021/06/09

 

 東広島市高屋町うめの辺の近畿大学工学部食堂を運営受託する「淀川食品」のシェフ上村直輝さん(46)=写真下=は、さまざまな食材を使用したフードアート=写真左=が好評だ。
 普段は食堂運営の業務全般を任されている上村さん。20年間、和と洋の厨房を渡り歩き、パーティーなどさまざまな会場の料理を手掛けてきた。きらびやかに盛り付けられた料理を見ていて、この食材を利用してフードアートを作れないかと考え、試作したのが始まり。
 彼の描く人気アニメのキャラクターや、不死鳥に名馬、著名人や風景など、縦横1�の巨大なアートは一見の価値がある。彩りにはすべて食材を使用していて油絵のような立体感があり、今にも動き出しそうな雰囲気が楽しめる。
 上村シェフは「昔からデザイン画が好きで美術大学に入ろうと思ったが、料理人の道を選んだ。鉛筆を包丁に、絵の具を食材に換えて食をさらに楽しんでいきたい」と笑顔。(繁澤)

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