自然災害から命を守り、防災知識や防災意識を高め、安全に暮らせるまちづくりを目指そうと東西条地区41区の住民約120人が10月19日、「防災マップ」を作成した。東西条地区住民自治協議会防犯・防災部会の主催。
広島県土木局砂防課の職員による講義で事前学習。この後16の班に分かれ、4ブロックに分けた地域を実際に約2時間かけてパトロールした。午後からは災害危険カ所、避難場所、避難経路などをマップに示した。
建設コンサルタント協会や防犯防災部会のメンバーも協力し、気付きを記入した写真を貼ったり、マジックで避難経路を書き込んだりして完成させた。
会社員の平野勝也さん(32)は「ガードレールがなく崩落している所があった。防災マップを作ることでいざというときに役に立ちそう」と振り返った。
東西条地区住民自治協議会副会長、防犯・防災部会長の西生健康さんは「防災マップを作るという同じ目的で住民同士がコミュニケーションを取り、防災のみならず一番大切な心のつながりもできたのでは」と話していた。(門田)