広島大学生や社会人で構成する水中ホッケーチーム「UWH Hiroshima Sha—rea」のメンバー7人が日本代表としてアジア大会に出場する。主将の高阪将人さん(29)が、上からも敵が攻撃してくるゲームの面白さに魅せられ、昨年10月に結成。今年5月に行われた初の公式戦で準優勝。11月29日からフィリピン・マニラで開催される「第5回水中ホッケーアジア国際親善試合」の日本代表に7人が選出された。
水中ホッケーは1チームが選手6人、交代要員4人で編成される。シュノーケルやフィンを着け、プラスチック製の短いスティックで水底のパックを打ち、相手のゴールに入れ、スコアを競う。同チームは現在週2回、安芸津B&G海洋センターとルネサンス東広島で練習し、練習日以外には個人でトレーニングに励んでいる。
高阪主将は「水中では声の指示が伝わらない。チームプレーの完成度を高めるよう、練習後のミーティングにしっかり時間をかけている」と戦術の重要さを話す。明石啓太さん(26)は「団体競技に興味があり、水中ホッケーを始めた。プレーで存在感をアピールし、優勝を狙いたい」と抱負を語る。(堀)