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37年ぶりの「最高賞」 彫刻家・ゼロ・ヒガシダさん復興の祈り

  • 2021/06/09

東広島市八本松東を制作拠点とする彫刻家のゼロ・ヒガシダさん(55)

 

 新制作展(新制作協会主催)の彫刻部門で、37年間該当者の出なかった最高賞に当たる協会賞を受賞した。ヒガシダさんは受賞を喜びながらも、賞の重さをかみ締めている。
 作品は「INORI㈼」。ステンレスと木材を使用した。
 「日本の発展のためには、は、まず東日本が元気にならなくてはいけないという思いが日増しに強くなった」と言い、作品に東日本大震災の復興と世界平和への思い・祈りを込めた。
 受賞作品は来年4月1〜6日、広島県立美術館の県民ギャラリー展示室で地元で初披露することにしている。
 「これからも人の心を豊かにするような、平和につながっていくような作品を作っていきたい」と意気込んでいる。(橋本)

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