東広島市志和町の市立西志和小学校(荒本宣雄校長)の6年生22人は11月1日、着物の体験学習をした。
加賀友禅の店「くろかわ」の黒川忠雄さんが着物の素晴らしさや柄の意味などを説明。糸をほどけば再び一反に戻る着物は、染め直し、仕立て直しをすることで親から子へ伝えられる「輪文化」だという話に、児童は熱心に耳を傾けていた。
児童らは浴衣の着付け、立ち居振る舞いやマナーについて学んだ=写真。
片山歩香さんは「着付けは1回では覚えられなかったが、自分で着ることで正しい順序やマナーがよく分かった」、有田光騎君は「着物を作り直したり、布団や座布団のカバーにしたりしてリサイクルできることに一番驚いた」と話していた。(三島)