繊細な切り取り線で描かれた花鳥風月や日本の伝統模様が美しい重要無形文化財「伊勢型紙」。東広島市高屋町稲木の渡部重夫さん(69)=写真=は趣味で切り絵を始め、4年前からは三重県の伝統工芸士に伊勢型紙を教わっている。
柿渋が塗られた「美濃和紙」を型紙に沿って小刀や専用用具で切り取る。線の幅は1㎜以下になることもある。
今までは制作活動のみだったが、「日本の古い技術をたくさんの人に伝えたい」と1月18日に同市西条本町のくぐり門案内所で初めての教室を開く。
教室では簡単なしおりを作る。13時〜15時で参加費は300円。希望者は1月15日までに申し込む。問い合わせ、申し込みは渡部さん080(3879)3081へ。(橋本)