日本名門酒会が全国の協力蔵元に呼びかけ、加盟酒販店とタイアップして行うイベント「立春朝搾り」が2月4日、東広島市西条上市町の賀茂泉酒造で行われた。広島県内では賀茂泉のみが参加し、今年で12回目。
広島県産酒米と、広島県が昨年開発した広島もみじ酵母で年始に仕込まれた純米吟醸生原酒は、3日昼から4日未明にかけて約8000リットルが搾り上がった。
早朝に作業所に集まった東広島市、広島市、廿日市市の酒販店18社33人と賀茂泉26人は約2時間かけて瓶にラベルを貼り、箱詰め=写真。御建神社宮司からおはらいを受けた後、すぐに各店が持ち帰り販売した。
賀茂泉の前垣壽宏副社長は「フルーティで華やかな香りと、優しい後味を持つ酒になった。イベントをきっかけに、日本酒をおいしく楽しく飲んでいただきたい」と話していた。 (門田)