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西条清酒品評会で賀茂鶴が4年連続最優秀受賞

  • 2021/06/02

 

 清酒の出来栄えを競う西条清酒品評会が3月25日、東広島市西条町御薗宇のグランラセ—レ東広島で行われ、賀茂鶴酒造の大吟醸酒が最優秀になった。最優秀杜氏に同社八号蔵の沖永浩一郎さん(40)が選ばれた。西条酒造協会の7社12蔵から計22点の新酒が出品され、香味の調和と味の良さを審査員8人が審査をした。
 最優秀杜氏の沖永さんの酒は、酸味と甘みのバランス、うまみなどが評価された。今年1月の仕込み前に道具や蔵内部の清掃、殺菌を入念に行い、2月に搾った新酒は口に含んだ瞬間、沖永さんは「他のとは違う」と手ごたえを感じたという。
 平成8年に蔵人として入社以来、「初心忘れず」との言葉を守ってきた。蔵人たちとの連携もうまくいったことが結果につながったという。「成果が出たことで、消費者に自信を持って届けられる」と目を細めて受賞の喜びを語った。
 沖永さんは酒があまり飲めないと言い、「飲めない人でもおいしいと感じるものが、本当においしい酒だと思う。評価は励みになる」と酒造りに意欲を燃やしていた。(森)

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