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桧山交差点で交通規制訓練 信号停止させ手信号で誘導

  • 2021/06/02

 

 南海トラフ巨大地震などの災害で停電し、信号が機能停止した場合を想定した交通規制訓練が6月27日、東広島市高屋町桧山の桧山交差点で行われた。交差点で信号を停止させた訓練は県内で初めて。広島県警の主催。
 県内の警察署や交通機動隊などから約50人の警察官が集まり、中電工やシグナル電子などの関連企業からも約10人が参加して行われた。
 高速道路交通警察隊の駐車場で、警察官全員が手信号の練習を行った後、関連企業の職員から、持ち運びできる小型の発電機を信号機につなげて作動させる方法の説明を受けた。その後、全員で交差点に移動し、代表の警察官数人が実際に訓練。
 停止させた信号機の配電盤に発電機をつなぎ、信号を復旧させる訓練を行いながら、別の警察官が交差点の中央に立ち、大きく手を振ったり笛を吹いたりして通行する車両を誘導した。
 発電機は東日本大震災の後、県内に70基が配置された。東広島署管内には4基あり、今回の訓練で初めて使用された。
 県警本部交通規制課の高橋和成課長は「訓練で警察官の知識と技能を高め、災害時の現場で役立たせたい」と話していた。(西村)

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