地域での犯罪を防ごうと、東広島市西条吉行東1の市立東西条小学校区の東西条地区住民自治協議会が「東西条みまもりネット」を発足させた。これまでも住民自治協議会、自主防災会、PTAなどがそれぞれ子どもの見守り活動などをしていたが、横のつながりを作ることで活動の円滑化と効率化を図り、防犯体制を強化する。
組織には地域住民158人が登録。登下校の時間に合わせて通学路に立って子どもを見守ったり、ウオーキングや犬の散歩の時にあいさつしたりして防犯につなげる。
6月22日に設立総会と発足式を行い、代表に同自治協の横山高嶺会長を選んだ。式の後にはベストと帽子を着用した住民らが町内を歩いてパトロール。横山代表は「子どもの見守りだけでなく、お年寄りの徘徊(はいかい)にも気を配って住みやすいまちにしていきたい」と話している。今後は複数人によるチームパトロールなども計画している。 (橋本)