竹原市「マッサン」推進委員会は、今秋からNHKで放送される連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなった竹鶴政孝さんの愛した瀬戸内の魚やリタ夫人のレシピを使って、新たな竹原のグルメを開発しようと「竹鶴政孝&リタグルメ企画」を進めている。
6月末に「瀬戸内の地魚を使った和風定食」「リタ夫人のレシピを取り入れた洋風ランチ」「地魚やリタ夫人レシピを使った晩酌セット」の3つの課題を出し、新メニューを創作する店舗を募集。7月23日には道の駅たけはらで、竹原市と周辺地域の飲食店13店舗が参加し、創作したメニューのお披露目会を行った。
和風定食に7点、ランチに3点、晩酌に6点が出品され、会場には工夫された料理が並んだ。各店舗が料理の説明を簡単に行った後、参加した店舗にアンケートを配って他店の料理の感想を集めた。今後、アンケートや他店の工夫などを参考に改良し、9月中旬ごろより各店舗で新メニューとして出される計画。竹原市観光協会の宮原三郎会長は「地元が活性化していくことを期待している。竹原に来てよかったと思ってもらえる料理にしたい」と話していた。(西村)