毎年、東広島市内の小中学校に図書を贈っている公益財団法人嘉登屋記念事業団(高畦和博理事長)は創立40周年を迎え、8月30日に東広島市西条下見の西条HAKUWAホテルで記念祝賀会を行った。14人の役員をはじめ、来賓の蔵田義雄市長、下川聖二教育長らが出席し、節目を祝った。
高畦理事長はあいさつでこれまでを振り返り、一年も欠かすことなく事業を続けてこれたことへの格別な思いと感謝の気持ちを述べた。
同事業団は、昭和50年に白牡丹酒造の島英三代表取締役(当時)が「財団法人白牡丹記念事業団」の名称で設立。その後、現在の「財団法人嘉登屋記念事業団」に変更した。
今年3月には広島県から公益財団法人の認定を受け、4月1日付けで法人登記をした。
教育機関や教育機関の行う事業などに対し、援助・助成を行っている。
地域貢献を目的とした図書の寄贈冊数は、これまでに8万3000冊を超え、寄贈額は1億8948万円となった。
同事業団役員の寺西地域センターの杉原紘哉センター長は「活字離れが進んでいる時代だからこそ、本を読む喜びを知り、夢を育んでほしいですね」と話していた。(山崎)