東広島市八本松町正力の市立磯松中学校(新谷継志校長)は8月26日、詩人アーサー・ビナード氏の戦争・平和を考える絵本「さがしています」の生徒と教職員による読み語りを行った。同校が進めている平和学習の一環で、原爆投下から70年がたち、もう一度、平和について深く学習する機会にと校内で企画。生徒の平和への意識を高めることを目的とし原爆に焦点をあて、積極的に平和学習を行っている。
同校の取り組みを聞いて感激したアーサー・ビナード氏が「有意義な平和学習にしてください」と、本に掲載されている写真原稿の貸し出しを許可。写真はスライドで紹介された。
朗読をした3年生の横山愛さんは「朗読を通して原爆の悲惨さを受け継いで伝えること、また理解してもらうことの大切さが分かった。自分も何かを次の世代につなげたい」と話していた。(松永)