9月21日から30日までの秋の交通安全運動期間を前に、東広島市は9月19日、同市黒瀬町菅田の黒瀬生涯学習センターで交通安全運動出発式を行った。市職員、警察、地域住民ら約120人が参加し、交通事故防止への意識を高めた。
式で、同市の松尾祐介総務部長は「この出発式を契機に市民の皆さんには今一度交通安全について考えていただき、それぞれの地域で自主的な交通安全の輪が広がることを期待している」とあいさつ。中黒瀬保育所の園児らによる鼓笛隊の演奏の後、パトカー・白バイなどの警察車両がゆめタウン黒瀬店に向けて出発。 警察や交通安全指導員らが同店と周辺の交差点で街頭広報を行い、信号待ちのドライバーや買い物客に事故防止を呼び掛けるちらしとガムを手渡した。
同市の今年1月から9月21日までの交通事故の死者6人のうち、半数が65歳以上の高齢者。年に4回の交通安全運動期間では、反射材の着用を呼び掛けるとともに、高齢者を対象とした交通安全教室を行うなど事故防止へ向けた取り組みを強化している。 (越智)