東西条地区住民自治協議会は9月27日、大雨による土砂災害を想定した避難訓練を初めて行った。対象地域は、東西条地区のうち土砂災害が想定される14地区。
午前8時50分に市の避難勧告が発令されたと想定。会長らが東西条地域センターに防災訓練本部を設置し、町内会長に電話で連絡。町内会長は緊急連絡網で各住民へ伝えた。受けた住民は連絡を受けたことを自治会長へ電話。自治会長は訓練の課題をまとめ、防災訓練本部へ報告した。
情報伝達がスムーズにいかず、訓練は予定より30分ほどずれ込んだ。
同地区の防犯防災部会・渡橋誠副部会長は「今回の訓練で課題が浮き彫りになった。各町内会によって意識の違いがあり、実際に災害が起こったとき、即時に本部を立ち上げることができるのか。全戸に防災マップを配布して危機管理の啓発に努めているが課題は多い」と話していた。 (山崎)