東広島市安芸津町三津の市立三津小学校5年生23人が10月3日、小学校近くで建設されている治山ダムを見学した。
治山ダムは土砂の流出を防ぐなどの機能がある。児童らは上垣組の治山ダム工事現場事務所で、広島県東広島農林事業所の職員による森の役割、山地防災などの話を聞いた後、建設現場に移動し、完成したばかりの治山ダムを間近で見た。
ダムの表側には広島県の間伐材が使われており、裏側はコンクリートで固められいる。録田珠侑さん(11)は「作業が大変だっただろうなと思った」とダムを見上げていた。
担任の高松克博教諭は「理科の授業で防災についてこれから学習する。今回学んだことを学級新聞で保護者にも知らせていきたい」と話していた。
児童らはこの後、現場事務所近くにある田んぼで稲刈りを行った。上垣組は6月の田植えから、稲の成長と工事の進行具合を写真入りの1枚の記録紙に収め、子どもたちに手渡した。 (新海)