卒業生(中央)を講師に招き、話を聞いた座談会
平成27年に創立100周年を迎える東広島市豊栄町の県立賀茂北高校(世良直温校長)はこのほど、事前事業として同校の卒業生を講師に迎えた座談会を行った。
座談会は「先輩とのつながりを持ち、母校愛を育んでもらおう」と世良校長が発案し、卒業生が賛同して開催。
現在も地域や同校とつながりの深い10~80代の卒業生計13人が講師を務めた。全校生徒142人がグループに分かれ、講師が在校中の出来事や働く中での体験などを話した後、生徒からの質問に答えた。
外国語教諭の高原志保さん(30)は「少人数の賀茂北高校だからこそ先生との距離が近くなる」と在学中のエピソードや卒業して教師になるまでの体験を話し、英語で「意志があるところに道はある」と板書して目標設定をすることの大切さを伝えた。
3年生の今福龍也さんは「もっと先生との関わりを持ち、恥ずかしがらずに頼っていくという話が印象的だった。自分も教師を目指しているのでとても勉強になった」と話していた。 (松永)