東広島市立西条小学校で1月26日、租税教室が開かれ、同校の卒業生でもある税理士の田村祐二さん(39)が、6年生175人を対象に授業をした。主催は東広島市租税教育推進会議。
学校、公園、銀行などが書かれたカードを「税金が使われているもの、使われていないもの」に分けて黒板に貼るクイズなどで、消費税や国会の仕組みなどについて学んだ。
児童らは「小学生1人に対して年間85万円、6年間で510万円の税金が使われている」と聞いて驚き、外国の税制などについて活発な質問が飛び交った。
担任の菅ちあき教諭は「社会科で税金の勉強をしたばかり。遠い存在だった税金が、身近な話だと実感したようだ」、伊勢本翔君(12)は「税金がないと暮らしが豊かにならず、大変だなと思った」と話していた。(新海)