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ジャガイモで地域活性 吉名中が文科大臣表彰

  • 2021/05/11

東京の百貨店でジャガイモを 販売する生徒

 

 地域の特産ジャガイモの生産・販売を一貫して体験する学習に取り組んでいる竹原市吉名町の市立吉名中学校(住元康男校長、56人)がこのほど、キャリア教育優良校として文部科学大臣表彰を受けた。
 「ジャガイモを使って自分たちの住んでいる町を活性化させる」という目標を立てて活動する中で、社会人・職業人として必要な基礎的・基本的な資質や能力を育成することが狙い。
 中学1年生が吉名小5年生と一緒に校庭の「夢じゃが畑」でジャガイモを育てて収穫し、選別・箱詰め。修学旅行の際に、2年生が事前に学んだ接客のノウハウを生かしながら、試食作り・販売を実践した。
 今年は1月15日に東武百貨店池袋店などでジャガイモを販売。購入者から「皆さんが丹精込めて作られた吉名のジャガイモは日本一」というメールがジャガイモの画像とともに届くなどの反響があった。同中の澤田満弥教頭は「目標を達成するために何ができるかを考える力が生徒についてきたと感じる。受賞を励みに今後も継続していきたい」と話していた。(越智)

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