東広島署は2月9日、特殊詐欺被害を防いだとして三菱UFJ信託銀行広島支店(広島市中区)の栗橋宗央さん(37)に感謝状を贈った=写真。
栗橋さんは昨年11月27日午後、営業で訪問した東広島市内の男性(82)から「ちょうど入用があり400万円振り込みたいので用立ててほしい」と言われ使い道を確認。「身内の話なので」とあいまいな説明をする男性の慌てた態度を不審に思い、息子の携帯以外の番号へ電話をするよう説得。詐欺だということが分かり通報した。
感謝状を受け取った栗橋さんは「まさか営業先で詐欺に出くわすとは思わなかった。詐欺被害が誰にでも起こりうることを多くの人に知ってもらいたい」と話していた。(松永)