東広島市安芸津町三津の市立三津小学校5年生23人は2月5日、安芸津漁業協同組合のかき共同作業所を訪れ、カキ産業について学んだ。
児童らは「カキ打ち」と呼ばれる専用の道具を使ってカキの殻を外す作業を間近で見ながら従業員に「カキにオス、メスはありますか」「なぜ海のミルクと呼ばれるのですか」などと質問をしてメモにとった。
同漁協の柴孝利組合長は「一つでも多く聞いて体験をすることで、地元にこういった職場があることを知ってほしい」とカキの生育過程や歴史、「松前焼き」といった地元ならではの食べ方などの講習を行い、児童らは初めて知る「カキの一生」に驚いていた。
カキ打ちを体験した5年生の藤田愛子さん(10)は「貝柱を探して外すのが難しかった。地元のカキ産業を誇りに思う」と目を輝かせていた。(松永)