広島東洋カープで選手、コーチとして活躍し、現在は野球解説者の山内泰幸さん(41)が2月23日、母校の東広島市西条町寺家の市立西条中学校(中邑徳之校長、534人)で講演を行い、生徒や保護者約600人が聞き入った。
山内さんは「夢に向かって」をテーマに、高校進学の際、「甲子園に出場する」という目標で尾道商高に決めたことや、日体大で「大学日本一になる」を目標に新しい球種を覚えたことなど自身の体験談を交え「一つ一つ目標を達成する喜びを感じることが成長する原動力になる」と語りかけた。
3年生の松永彩さん(15)は「自分の意志で行動を起こす考え方が心に響いた。春からの高校生活に役立てたい」と話していた。
中邑校長が山内さんの中学時代の担任であったことから、今回の講演が決まった。 (松永)