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東日本大震災から4年 被災教諭の講話に学ぶ 磯松中学校が追悼式

  • 2021/05/11

14時46分に黙祷をする生徒

 

東広島市八本松町正力の市立磯松中学校(新谷継志校長)は3月11日、東日本大震災の追悼式を行った。生徒は映像を見たり朗読を聞いたりした後、地震発生の14時46分に合わせて全員で黙とうした。
 当時、石巻商業高校に勤務し被災した塩谷明日香教諭の講話が朗読された。押し寄せる津波の恐怖、教え子との別れなどが読み上げられ、「後悔しないように一日一日を丁寧に送り、さまざまなことを考え、感じながら生きてほしい」というメッセージが体育館に静かに響いた。
 新谷校長は「当時、皆さんはまだ小学生でしたが、4年たった今、新たに何か感じたり考えたりする時間にしてください」と生徒たちに語り掛けた。
 2年の岩井伸介君(14)は「この悲しい出来事を語り継ぎ、日本人の助け合う精神を誇りに思い、日ごろから実践したい」と感想を話した。     (西村)

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