ホタルを守る活動を報告する「こどもホタレンジャー発表大会」で、東広島市八本松町吉川の市立吉川小学校(56人、中邑恵子校長)が最高賞に当たる環境大臣賞を受賞した。
同小3・4年生複式学級の16人は、近くの古河川について「ホタルが住みやすい環境にするためには何ができるか」を考え、手作りの炭を使った水の浄化やホタルのえさとなるカワニナの飼育などを1年間にわたって実施。これらが「持続可能な開発のための教育」と評価された。
大会は2月21日に東京であり、全国38団体の応募から選ばれた5団体が参加。吉川小も選ばれ、4年生の中西柊斗君と波光悠河君が写真や表などを使って、「地域の人たちと協力しながら自分たちにもできることがある」と発表した。
3月11日には、中邑校長、担任の空本純子教諭、中西君、波光君が市役所を訪れ、蔵田義雄市長に報告した=写真右。
中西君は「水をきれいにする方法が分かった。これからも頑張りたい」、波光君は「地域の人や市役所の人たちと関わって、いろいろな体験できてうれしかった」と話していた。(越智)