東広島市はこのほど、市内の4大学で学生に交通安全を呼びかけるリレー広報を行った。広島大学、近畿大学工学部、広島国際大学、エリザベト音楽大学の学生が「飲酒運転」をテーマにそれぞれ約10分のビデオレターを制作。4月2~13日の間に、各大学での東広島署員の講演会後などに上映した。
広島国際大学では4月13日に同大とエリザベト音楽大学のビデオを上映。広島国際大は医療関係者として就職したのち飲酒運転を起こしてしまった加害者と被害者家族を描いたドラマを披露。その後、制作に関わった学生らがステージに上がり、「飲酒運転は被害者の人生も加害者の人生も狂わせる。絶対にやってはいけないこと」とドラマを見た学生と教職員約150人に呼び掛けた=写真。
ビデオメッセージを作成した同大2年生で演劇部の黒木万都佳さんは「20歳になってこれから酒を飲むようになると思うが、飲酒時は絶対運転しない」と話した。
リレー広報は6年前から市が4大学に呼び掛けて実施。交通安全意識の向上を図り、大学間の連携を深めるのが目的。劇や習字なども行っており、3年前からビデオレターの形式になった。(越智)